黒と木のコントラストが美しいモダンなファサード5軒！

かつて穏やかな畑地だったこの地では、家の建築予定に伴い周辺環境や近隣への景観の配慮が大切だとGROUP-SCOOP ARCHITECTURAL DESIGN STUDIOは考えました。緑豊かだった畑は癒しの対象でもあり、建築によって採光や通風の環境面でのマイナスを抑えるようにと、細長い平屋が提案されます。全長約20mの平屋には軒の深い屋根がかけられ、黒い外壁と軒天の木の色が美しいコントラストを生み出しました。横に長い外観が生かされるような、すっと描かれる水平ラインはモダンな印象を与えます。平屋ならではの天井の高さをいかしたハイサイドライトや、土間の貫ぬく室内はたっぷりの光と心地よい風が通り抜けます。

外観のデザインにアプローチを組み込み、導かれるようなスタイリッシュさが際立つ外観。黒くモダンな長方形の外観の中に、斜めに切り込んだ壁面が変化を与えます。濃淡の美しい木材と黒い外観のコラボレーションは遠くから見てもパッと目を引き、洗練された印象を与えます。この家は外部と内部との段差がなく、通常あるはずのアプローチの段差や、建物の基礎部分が見えない分すっきりとした見た目になっているのに気がつくでしょうか。BDA.T　/　ボーダレスドローは住宅地に立つこの家のため、外からではなく、内から光を取り入れられるようなプライバシーの確保もできるような計画をし居心地の良い空間を生み出しました。

長方形の外観がくりぬかれたようなスペースを持つ家。内部からはデッキスペースが広がり、居住空間が包まれているような安心感を感じられるようになっています。内部から見ると、建具をすべて引き込むと外部の穏やかな風景が広がり、まるで絵画の中に溶け込むような空間でゆったりとくつろぐことができるでしょう。黒いクールな外観とは対照的に、内部は木のぬくもりがあふれる優しい空間が広がります。晴れた日には窓をすべて開け放ち、木に包まれたリビングでコーヒータイムを楽しむのも良いでしょう。アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所がこの家を手がけました。

UNICO DESIGN一級建築士事務所が手がけたこの家は、北軽井沢の別荘地にあります。周囲は豊かな木立に囲まれ、外壁の黒と鮮やかな森の緑の対比が美しい佇まいを見せています。南側には大きなデッキを持ち、木漏れ日から漏れる美しい光が影を落としながらこの家に彩りを添えるでしょう。週末住宅らしく、ゆったりとした空間が広がる室内は、吹き抜けと高い天井を持ちシャンデリアの輝きが上品な雰囲気を演出します。

国際アートイベントで、オーストラリア人のアーティストが滞在しながら制作活動を行うために建てられたゲストハウスです。山本想太郎設計アトリエが手がけたこの建物は近くに森を持ち、静かで集中ができる環境はこの建物に最適。全体が三角形の独創的な形のため、どの角度から見ても変化に富んだ発見が生まれます。落ち着いた黒の外壁には焼杉が採用され、豊かな自然に溶け込むような柔らかさながら、モダンな存在感も同時に放つ不思議な佇まいを見せます。整った雰囲気を感じさせる均等に並んだ柱は、屋根のある回廊の役割と、厳しい冬の環境にも耐えやすいよう、雪囲いを設置できるようになっています。