典型的な70年代のバスルームがモダンに美しく!

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“SI PUO’ FARE!” , Architetto Alberto Colella Architetto Alberto Colella 現代浴室設計點子、靈感&圖片
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どんなに古く問題のある建物でも、建築家の手にかかればモダンに美しく甦らせることができます。スケルトンから造り直すのか、または構造の一部のみ、それとも機能のみリノベーションするかは状態と目的次第です。今回紹介するのは築40年を超えたバスルームのリノベーションです。どんな結果となったのでしょうか、さっそく見ていきましょう!

リノベーション前

まずはリノベーション前の様子から。写真はぶれていますがそれでも分かる古くさいセンスのバスルームです。それもそのはず、こちらは70年代に建てられた住宅。築40年以上が経過しており、当時はトレンドだったスタイルも今では古くてださい感じが否めません。

古くさいセンス

壁は洗面台や便器などとコーディネートしたピンクを基調にした花柄。葉っぱのモチーフがややうるさく感じられます。床は深いグリーンのタイルです。

リノベーション後

そしてこちらがリノベーション後!以前の姿が思い出せないほどの大変身です。バスタブを置いたスペースはフローリングを張り、温かみと居心地の良さを感じさせます。バスタブの側面も同様の木材で統一感を。奥のスペースはセラミックタイルの床です。ゾーニング効果と掃除がしやすいという実用性もあります。

シンプルモダン&温かみ

トイレ&ビデ、洗面台も現代的なシンプルモダンデザインへ変更。トイレの背面の壁のみに伝統的な文様のタイルを貼ってアクセントに。柄は様々でも淡い同色で統一されているのでうるさくありません。窓枠は滑らかな木材に変更し、温かみと高級感を感じさせます。

変形したスペース

決して広くはない、しかも変形したスペースですがトイレと洗面台、バスタブ、そして写真手前にシャワー室が配置されています。

オーク材

違うアングルで見てみましょう。スペースの角に配置されたのがガラス張りのコンパクトなシャワー室。ガラスの抜け感で圧迫感を軽減します。床とバスタブに使用されているのはオーク材。すっきりとしたきれいな木目と温かみが魅力です。

​リノベーション前レイアウト

リノベーション前のバスルーム間取り図です。かなり変形したスペースであることが分かります。壁や排水の位置を変更できないのが難点でしたが、それらはそのまま維持しつつも大きく印象を変えることに成功しました。

リノベーション後レイアウト

こちらがリノベーション後。やはり床材の使い方が絶妙ですね。斜めのラインが導く視線の伸びによって空間を広く見せる効果もあります。

築40年以上の建物、変形したスペース、排水を動かせないなどの問題があっても空間はモダンに生まれ変わることができる、その証明となっているのではないでしょうか。

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