homify360° :里山の美しさを感じる御嵩の家

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御嵩の家, 風建築工房 風建築工房 房子
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愛知県に拠点を置く風建築工房が手掛けた「御嵩の家」は,岐阜県可児郡御嵩町の中山間地に位置しています。この地は石畳の坂道が部分的に残る中山道に隣接している古い歴史を持つ場所。この場所の地名は“謡坂”(うとうざか)と呼ばれ、その昔、旅人が疲れを忘れ、自らを鼓舞するために謡を歌った事からこの名がついたとされています。また、この近くには“一呑の清水”という、昔から街道を行き交う旅人の渇いた喉を潤してきた清水があり、一休みする為のお茶屋も存在していた場所でした。そのお茶屋が形を変え、現在はケーキ工房として存在しています。今回のクライアントはそのお店を営むオーナー。長い歴史と自然に囲まれたこの里山に建てられた「御嵩の家」。さっそく見ていきましょう。

圧巻の夕陽を臨む家

建築家が最初にこの場所に訪れて強く感じた事は、里山の自然の美しさと夕日の美しさだったそう。そしてこの場所の持つ力を最大限に感じて、楽しく豊かに暮らせる家をイメージして作り上げたというこの「御嵩の家」、背後に大きく広がる空が夕暮れ時には赤から紫そして青へと染まっていきます。遮るものの無い大パノラマを楽しめるのは田舎ならでは。高層ビルが立ち並ぶ都会ではこうはいきません。

広々としたテラス

木材で造られた開放感な空間です。リビング&ダイニングエリアに隣接する広々としたウッドテラスは室内との段差がなく、仕切りを収納してしまえばひとつの大空間として使用が可能。その先に広がる里山の風景までも室内に取り込めるような開放的な造りとなっています。

テラスからの眺め

こちらがこのテラスからの眺め。山並みに沈む夕陽を180°以上のパノラマで楽しむことができます。その様はまさに圧巻。一日として同じ日が無いように夕陽も日々変化し、様々な想いが去来する胸に熱く響くことでしょう。神聖な舞台のような厳かさも感じさせるウッドテラスです。

インテリアは木製でまとめて

キッチンは家族とのコミュニケーションが取りやすく調理も楽しい対面式。ダイニングテーブルもテラスに続く開口部に隣接しており食事をしながら豊かな眺望を楽しむことができます。ナチュラルな質感が手にも目にも優しい木製のインテリアでまとめて、室内にいながらも周囲の豊かな自然に囲まれていることを実感できる内部になっています。

格子は柔らかい仕切り

そのディテールにため息がこぼれそうな美しい木組み。同じ種類の木材でも加工や組み合わせによって違う表情を見せてくれます。格子は視線を緩やかに遮りつつ空気や光を通す柔らかい仕切りとして、様々なシーンに活用して欲しい要素です。

自然環境に馴染む外観

外観も自然環境に馴染む木材の外壁材を使用。ログハウスの様な懐の深い風貌で訪れた人々を癒します。今も昔もこの中山道を行き交う人々を癒す役目が、この土地に住む人間には与えられているのかもしれません。

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