リビング・ダイニング・キッチンのオープンスペース:上手な仕切り方は?

Y. Y. Y. Y.
不拘一格 by 株式会社スタイル工房, 隨意取材風
Loading admin actions …

心地よい開放感が人気の、LDKのオープンスペース。最近のマンションなどはほとんどこのスタイルですね。しかしオープンスペースとはいえ、それぞれの空間は役割を放棄しているわけではありません。LDKの場合はリビング、ダイニング、キッチンが一体となっているものの、調理の場、食事をする場所、寛ぎの場と、それぞれの機能を果たしています。そこに明確な仕切りがあると、一つ一つの空間がさらに活かされ、なにより生活にメリハリがつきますね。今回はオープンプランのスペースを上手に間仕切るアイディアをご紹介します。

アイランドキッチン

まずご紹介するのは、アイランド型のキッチン。その名の通り、オープンスペースの海の中にキッチンという名の島があるイメージです。キッチンをインテリアの一部と捉えた、スタイリッシュなデザインですね。換気口があるので、臭いや煙が部屋にこもる心配もありません。何よりも、リビングやダイニングにいる人の顔を見て話せること、小さな子供をリビングで遊ばせておいても目が届くことで、注目度も高まっているそう。森に佇むこちらの山荘は、外の緑も瑞々しく、オープンスペースの魅力がさらに高められています。東京を拠点に活動する建築事務所、ATELIER137 ARCHITECTURAL DESIGN OFFICEが設計を手掛けました。

ダイニングテーブルで空間の役割を暗示

空間の仕切りは、壁だけでなく、家具で区切ることも可能です。例えばこちらのDKは仕切りをなくし、広々とした空間が楽しめますが、ダイニングテーブルやその横のワゴン、テーブルの真上に吊るされたペンダントランプなどが、そこがダイニングスペースであることを暗示しています。もともとは壁で閉ざされていたキッチンも、アイルランドキッチンに変え、ホームパーティーを楽しめるようにされたとのこと。オリジナルで心地のよさそうな空間に仕上がっています。

フロアの種類を変えてみる

空間を壁なしで仕切る際、床の素材を変えるのも一つのアイディアです。こちらのように、キッチンスペースはタイルに、リビングの部分はフローリングにと変化をつけると、それぞれの空間が明確になるだけでなく、ユニークな印象をも与えてくれます。キッチンのタイルは掃除のしやすさなどの点でもメリットがありますね。リビングスペースにはカーペットを置くと、さらにスペースが活きてきます。

仕切りとしてのソファ

リビングをキッチンから切り離して使いたい時は、ソファで仕切るのがお勧め。ソファの背をキッチンの方に向けて設置すれば、それだけで作業の場であるキッチンと、くつろぎの場であるリビングを区切ることができ、生活にもメリハリがつくはずです。このようにソファとアームチェアをコの字型に並べたり、もしくは壁に向かってL字型に並べても、リビングとしての空間の役割を明確にすることができますね。

セミオープンタイプの壁

オープンスペースを仕切る際、アーチ型のセミオープンタイプの壁を用いるのもお洒落です。実家とのつながりを感じられ、子供たちが自由に遊べるような空間をとの希望で作られたこちらのお住まいは、アーチの下を駆け抜ける子供たちの足音が聞こえてきそうな、風通しの良いお家ですね。お手軽にセミオープン風の仕切りが欲しい方には、薄手のカーテンを劇場風に両脇に寄せる格好で飾ったり、丈の短いのれんを吊るしたりするのもお勧めです。

段差で仕切る

こちらのユニークなLDKは、ソファのあるリビングスペースが数段低くなっており、そこにソファがはめ込まれるという面白い発想になっています。インスピレーションの源は、古代の円形劇場でしょうか。こうして見てみると、オープンスペースを仕切るアイディアはつきませんね。もしかするとその辺りにインスピレーションの素が転がっているかもしれません。

【部屋の仕切り方については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 間仕切り家具で便利で開放的なインテリアに!そのメリット・デメリット

※ アコーディオンドアから可動式家具まで!おしゃれでアイデア溢れる部屋の仕切り方まとめ

▼homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!▼ 

募集ページはこちら

需要請人幫你裝潢設計或蓋房子嗎?
馬上找專業人士!

我們雜誌的焦點