サイディングという言葉を聞いたことはありますか?外壁サイディングとは、建物の外観に使用す材料の一種で、板やパネルのようなものを貼り合わせていく仕上げの方法を指します。短い工期や豊富なデザインから近年よく使用される施工です。今回は、外壁サイディング仕上げのメリットやサイディングの種類をご紹介していきます。
サイディングとは、建物の外壁に貼る仕上げ用の板材のことを指します。外壁サイディングとは、その特徴として何よりも工事期間が短く価格が安く済むことが利点として挙げられます。最近の日本住宅で普及している大きな理由として、その工事価格と種類・デザインの豊富さがメリットとしてあります。
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外壁サイディングの種類は、大きく分けて「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」の四種類に分けられます。窯業系サイディングとは、セメント質と繊維質を主な材料とし、色の豊富さに加え陶磁器・瓦・ガラス・煉瓦などの異なる質感を作ることができバリエーションが豊富な点がメリットです。一方、金属系サイディングとは、ガルバニウムやアルミなどの金属の鋼板に代表されます。こちらの住まいは、窯業系のレンガモザイク調外壁と木でアクセントを加えた外観です。
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木質系サイディングとは、木を材料とした外壁サイディングです。天然の木に塗装をして仕上げられ、天然木の風合いにこだわることもできます。特に本物の木を使ったものは、それぞれが異なる木目をみせ魅力的な外観に仕上がります。もちろん耐熱性能に優れる加工もされているので安心です。
【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】
こちらは木質系サイディングの住まい。サイディングの耐用年数はおよそ7年から8年と言われています。防水機能は塗膜によって補っていますが、特に木質系は水分を含んだ状態で放置しないよう心がけましょう。木が腐ってしまうことがないよう小まめな再塗装やメンテナンスが必要です。
窯業外壁サイディングは、塗り壁調の質感をつくることもできます。こちらの住まいはボックス型の四角い外観に無地のカラーをあわせることで、家の雰囲気をスッキリとまとめています。こちらのようなベージュ系や茶系は、木を連想させ、落ち着いた雰囲気を出してくれます。土壁調ならば、さらに落ち着いた色合いとして味わい共によく馴染みます。
外壁をサイディングで仕上げる際に、異なるサイディングの種類や素材を組み合わせてアクセントを加えることもできます。立地環境の良いひらけた敷地に建つこちらの住まいは、周りの自然に馴染むように一部木のサイディングを採用し、白と木目の調和でナチュラルなアクセントをつけています。
【外壁サイディングについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています】
こちらは三角屋根のシンプルな外観デザインにあわせ外壁を白で統一し、シンプルな建物の形状を引き立たせています。白い外壁は憧れですが、経年変化や汚れが気になるのではという心配もしばしば。そんな時は、セルフクリーニング機能を持つ外壁サイディングボードなど、張り替え時期やクリーニング時期を考慮して選ぶ種類を考えても良いでしょう。