和の雰囲気を醸し出す照明10選

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
ゆらぎの華 Hana of fluctuation, YUMIKA Design YUMIKA Design 客廳室
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時には穏やかに時には凛として、美しく空間を照らす和の照明には日本の美が詰まっています。日本ならではの素材である和紙や瓦など、さまざまな素材を使って創り出された照明器具たちが放つ雰囲気は独特のものがあります。照明は単に空間を明るくするためだけではありません。照明の明るさや色、形が部屋の雰囲気を決める重要なポイントのひとつでもあります。今回はそんな照明の中でも和の雰囲気を醸し出す照明を紹介したいと思います。

大正ロマンを感じさせるデザイン

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こちらはフランスの照明デザイナーMISKA CREATIONSが手掛けた照明です。素材は紙を使用されています。ヨーロッパでも日本の和のデザインが人気で、その中でも桜は特に人気があると言えるでしょう。そんな桜をあしらった、海外の人が作ったとは思えないほど和の雰囲気が漂う素敵な照明ですね。和洋折衷な建物や空間によく合いそうですね。大正ロマンを感じさせるデザインと形になっています。

連続造形の中にある美しさ

こちらは岐阜県を拠点に活動するSTUDIO AZZURROが手掛けた照明です。日本古来の紙である和紙は洋紙に比べ格段に繊維が長いため、薄くとも強靭で寿命が比較的長く独特の風合いをもつとされています。そんな和紙を縒った糸(こより)を巻いて創り出されたこちらの照明は独特な雰囲気を醸し出しています。巻いていくという単純な連続造形ですが、そんな中にこそ美しさが生まれるのではないでしょうか。

折りたためる照明

こちらは東京を拠点に活動するYUMIKA DESIGNが手掛けた、折りたためる和の照明です。こちらも日本の伝統工芸である和紙を使用されています。七夕飾りのような、伝統的な折の手法を応用して作られています。平面に折りたたむことができるため、薄い箱に収納可能なのでプレゼントなどにいいかもしれませんね。また和紙が長寿命だと言っても限界はいつかきます。そんなとき素材が紙なので廃棄に困らないといったメリットもあります。

積み重ねた瓦の照明

こちらは千葉県を拠点に活動する株式会社木村グリーンガーデナーが手掛けた、瓦を積み重ねて作られた照明です。照明はなにも室内だけではありません。こちらのように庭を彩るのも照明のひとつです。廃棄される運命だった古瓦を照明として再利用することで、新たに命を吹き込まれました。重ねた瓦の隙間からもれる光が美しいですね。単体として使用することもできますが、庭に置くことで植物と絡まりまた違った表情を見ることができます。

目印となる灯

こちらも上記と同じく株式会社木村グリーンガーデナーが手掛けた照明です。玄関の門の横に設置されています。瓦の真ん中を切り抜き、そこにガラスをはめ込んだオリジナルデザインの照明です。瓦がひとつだけだとバランスがよくないので壁にも瓦を散らすことでバランスよくまとまった空間となっています。照明だけでなく周りの空間とのバランスも考えてデザインされました。帰ってきたときに目印となる灯ですね。

和の雰囲気を高める照明

こちらは神奈川県を拠点に活動する早田雄次郎建築設計事務所が手掛けた住宅です。40年ほど前から建っている住宅の建て替えであり、昔からの記憶の風景を壊さぬよう配慮して設計されました。日本文化の繋がりを意識し、この場にあるべき姿を模索されました。そんな考えて創り出されたこちらの和室は、素朴ながらも温かみのある空間となっています。壁に掛けられた照明や置き型の照明器具が和の雰囲気を高めています。

撮影:安川 千秋

調和を生み出す照明

こちらは東京を拠点に活動する一級建築士事務所 クレアシオン•アーキテクツが手掛けた、自然豊かな長野県の高原に建つ別荘です。「親戚一同で集まって楽しいひと時を過ごしたい」とのクライアントさんの想いに応えた素敵な空間となっています。そんな空間を創り出しているポイントのひとつが大きめの光の玉たちです。シンプルでオーソドックスなペンダントライトですが、木と石と火と光、そして暗闇との調和を生み出す飾りのないデザインとなっています。

6つのシンプルな和の照明

こちらは茨城県を拠点に活動する吉田建築計画事務所がリノベーションを手掛けた住宅です。丁寧に修復され蘇った建具が醸し出す独特の雰囲気があるこの空間に、6つの和のシンプルな照明が存在感がありながらも溶け込んでいます。和の照明は天井や空間全体の雰囲気や内装色に合わせて配置することが重要なポイントとなってきます。

灯篭と障子

築約100年の京都の町家を、現代の生活に合わせて再生されたこちらは、京都を拠点に活動する一級建築士事務所(有)BOFアーキテクツが手掛けました。あえて現代的な素材も大胆に取り入れることで、一層伝統的な美が感じられる空間となっています。そんな町家のを照らすこちらは、灯篭と障子からもれる柔らかな光が美しい空間となっています。

道を優しく照らす

こちらも上記と同じく一級建築士事務所(有)BOFアーキテクツが手掛けた住宅の玄関までのアプローチ部分です。細長い通路のサイドにあるさまざまな和の照明が、玄関扉までの道を優しく照らしてくれます。現在では日本庭園などでみられる灯篭は日本の伝統的な照明器具のひとつです。電灯がなかった時代に街灯や道標の役割を果たしていました。時代や形が変わってもそんな空間が存在しています。

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