フェイクグリーンの最大の良さは、何といってもお手入れが楽なことにあります。水やりや剪定、植え替えなどの手間のないフェイクグリーンなら、グリーンウォールの設置も比較的簡単にできます。今回はフェイクグリーンでつくるグリーンウォールのアイデアをご紹介します。植物のお手入れは苦手、でもグリーンウォールのある生活がしたいという方、必見です!
建物が混み合っている地域では、開放的なバルコニーを計画するのが難しいこともあります。日陰を好む植物もありますが、フェイクグリーンでつくるグリーンウォールなら枯れることを心配せず、バルコニーをグリーンで彩ることができます。
逆に、日差しが強すぎるバルコニーにもフェイクグリーンのグリーンウォールは有効です。地中海沿岸のリゾート地では、フェイクグリーンの壁面にナチュラルな花を添えたディスプレイを見かけることがあります。
現在はさまざまな種類のフェイクグリーンが出回っています。カラーリーフの人工観葉植物なら、グリーンリーフとはまた違った表情のグリーンウォールをつくることができます。
本物のポトスも観葉植物としては育てやすいですが、フェイクグリーンなら用土の心配がありません。室内に土を入れたくない、あるいはどうしても虫が気になるという方は、フェイクのポトスで壁を覆ってみましょう。
フェイクグリーンでつくるグリーンウォールは界壁にもなります。種類も豊富なので、さまざまなグリーンを組み合わせた垣根をつくると、グリーンウォールに生き生きとした表情が生まれそうですね。
グリーンウォールは外からの視線をやわらげたいときにも便利です。目隠しに高さが必要な場合、本物の植物だと剪定がたいへんですが、フェイクならその手間が省けます。
大きなグリーンウォールだけでなく、額縁に入れたアートパネル式のグリーンもインテリアを彩ります。こちらもフェイクグリーンでつくれば水やりの手間がいらないので、留守がちな方でも、観葉植物のある暮らしを気軽に楽しむことができます。
現在、フェイクグリーンには光触媒加工を施したタイプが多く出回っており、消臭効果が期待できます。本物の植物にも空気をきれいにする効果がありますが、室内の広い面積を覆う場合、フェイクグリーンの方がメンテナンスが楽にできるという利点があります。
プランターの中に小さなフェイクグリーンを入れ、プランターを積み上げてグリーンウォールをつくることもできます。つくる人のセンスが光る、個性豊かなグリーンウォールになりそうですね。